ハノイ市にてコロナ予防に関する16項目の罰則規定が発表

ベトナムのハノイにて2021年7月25日よりCOVID-19に関しての新たな規制が発表されました。

ハノイ司法省は、COVID-19の流行の予防と管理に関する規制違反16項目に関する制裁措置を発表したようですね。

過料の最高額が、2億ドン(100万円…)、禁固が最大20年ですと。。。まじか。

詳しくは、文書番号1996 / STP-PBGDPLにて公表しているようですが、要はCOVID-19のまん延防止と法律違反に対する罰則規定を詳細に記したものです。

街に街宣車を走らせ外出自粛を促し、さらには公共の建物の館内でも放送しているようです。

この徹底ぶりは相変わらずですね。

市人民委員会が発行した文書によると、解除されるまでは在宅が基本となり、本当に必要な場合にのみ外出を許可するというもの。
例えば、食品、薬などの購入、緊急事態だと思われる場合、もしくは健康診断および治療などです。また営業が許可されている施設に勤務している方なども含まれます。

会話などをする場合、厳密に2m以上のソーシャルディスタンスを保つこと、オフィス、学校、病院、公共の場所の外に2人以上を集めないことだそうです。

そして極めつけは、ウェブ(www.tokhaiyte.vn)またはアプリ(Ncovi、Bluezone)での毎日の健康チェックおよび報告を義務付けられているようです。

さらに、発熱、咳、息切れ、味覚喪失の症状が現れたら、すぐに地方自治体や医療施設に連絡しなければならない、などなど。

COVID-19のまん延予防に関する16の違反項目

ベトナムのハノイにてCOVID-19のまん延予防措置に違反した場合の罰則規定16項目は以下の通りです。

1.マスクの着用義務

公共の場所でマスクを着用せず、他者との接触または外出するときに所定の距離を守らない場合は最高300万ドン(15,000円)の罰金が科せられます。

2.使用済みマスクの廃棄義務

使用済みマスクのを公共の場所の誤った場所に放置処分した場合、最高100万ドン(5,000円)の罰金が科せられます。
さらに歩道に投げ込まれた場合は、最大200万ドン(10,000円)の罰金が科せられます。

3.感染の報告義務

自分自身がCOVID-19に感染した場合またはCOVID-19に感染した他者の状態を隠蔽し報告義務を怠った場合、また速やかに報告義務を怠ったものに対して最大2,000万ドン(100,000円)の罰金が科せられます。

4. 保健当局から検査要請に従う

COVID-19のサーベイランスの過程で管轄の保健当局の要請により検査を実施しなかった場合最高300万ドン(15,000円)の罰金が科せられます。

5. 施設の営業停止義務

流行地域で病気の伝染を引き起こす可能性のある施設の一時的な操業停止措置に従わなかった場合、個人に対しては最大2,000万ドン(100,000円)、法人の場合は1億ドン(500,000円)の罰金が科せられます。

6. 集会やサービス活動の自粛義務

COVID-19の流行を防止および制御するために、集団集会を制限する措置を適用します。また公共の場所での事業およびサービス活動を一時的に停止します。決定に従わない場合、個人に対しては最大2,000万ドン(100,000円)、また法人の場合は4000万ドン(200,000円)の罰金が科せられます。

7. まん延地域の調査や監査に従う

COVID-19流行地域に出入りする前に健康診断および治療に関する決定に従わない場合は最高3,000万VND(150,000円)の罰金が科せられます。

8. 検疫や隔離指示に従うこと

COVID-19の予防と管理のための医学的隔離または強制的医学的隔離の適用を拒否または回避することは、最高2,000万ドンの罰金の対象となるか、刑法第240条に従って取り扱われる可能性があります。他者への感染は、最大刑期は12年となり、最高1億ドンの罰金が科せられ、特定の役職の保持、特定の職業の実践、または1年以降に特定の職種に就けないことがあります。

9. 予防に関する隔離指示に逃亡した場合

COVID-19の感染予防および管理の費用により、隔離または強制隔離の適用を拒否または逃亡し、1億ドン以上の損害を生じさせた場合は、コードの第295条に従って処理されるものとします。最大刑期は12年で、最大5,000万ドン(250,000円)の罰金が科せられ、また特定の役職の保持、特定の職業の実践、または1~5年間は特定の職業に就けないことがあります。

10. 医学的な申告義務

医学的申告を怠ったり、または不完全な申告をしたり、虚偽の陳述をし、COVID-19感染症が他者に感染した場合は、2015年刑法第240条(最長12か月の懲役)に従って取り扱われるものとします。また最大1億ドン(500,000円)の罰金が科せられ、特定の役職の保持、特定の職業の実践、または1~5年間は特定の職業に就けないことがあります。

11. 虚偽の情報を流さないこと

コンピュータネットワークまたは電気通信ネットワークに投稿した者がCOVID-19の流行状況に関する虚偽の情報、または誤った情報を流布した場合、最高1,500万VND(75,000円)の罰金を科されるか、2015年刑法第288条に従って処理される場合があります。刑期は7年で、最高2億VND(100万円)の罰金が科せられ、特定の役職の保持、特定の職業の実践、または1~5年間は特定の職業に従事が禁止されます。

12. 公務員に対する暴力行為は禁止

COVID-19の流行の予防と管理において、公務員が公務を遂行することを妨害するために武力の行使、武力を行使すると脅迫する行為、またはその他の行為をした場合、2015年刑法第330条(レベル刑法2015)に従い最大7年の禁固刑となります。

13. 事業所の所有者または管理者に対する措置

事業所の所有者、サービス事業所の管理者(バー、ディスコ、カラオケ、マッサージサービス、美容院など)は、COVID-19の感染が発生し、事業活動を一時停止を命じられ、感染拡大予防や管理に1億ドン(500,000円)以上の損害が発生した場合は、刑法第295条に従って処理されます。

14. 転売などで違法に収益を得る行為を禁止

COVID-19の流行下における関連資材の転売を禁止します。当該者が転売により違法に収益を得たと当局が判断した場合、刑法第196条に従って処理されます。

15. 医薬品の誤った情報の流布を禁止

COVID-19の流行を利用して、疾病の予防と管理のために薬物や医薬品の使用について誤った情報を流布した者は法的措置の対象となります。

16. まん延予防と管理責任の義務

COVID-19のまん延防止管理者が、規定どおりの流行の予防と管理措置を時間内に実施できずに重大な問題を引き起こした場合、刑法第360条に規定されている通り業務違反として処罰されるものとします。

まとめ
~ハノイ市にてコロナ予防に関する16項目の罰則規定が発表~

早くロックダウンが解除され、経済が平常化されることを祈るのみですね。

特に不要不急の外出は控え、感染予防と無駄な過料を請求されないように注意してくださればと思います。

先ほど、オフィスのメンバーと打ち合わせをしましたが、自宅では仕事をし辛いようで、未だにオフィスへ出勤しているとのこと。

まずは在宅勤務に切り替えるよう改めて指示を出しました(汗)

現場からは以上です。

この記事をシェアする