ベトナム出張 飲食店リサーチと取引先開拓【その1】

3つの目的がありベトナムのハノイへの出張を計画

今回ベトナムへの渡航目的は3つ

今回は、いくつか気になるエリアがあり、物件リサーチも兼ねベトナム人のパートナーと共にローカルエリアを中心にリサーチを開始。イオンモールハドン店

目的①:飲食店進出状況をリサーチ

AEONモール ハドン店を訪問

まずは昨年12月に開業されたばかりのハドン店のAEONモールのハドン店を訪問リサーチ。
2014年のAEONモールのタンフーセラドン店の開業を皮切りに既に5店舗開業をされております。

まずは館内を散策し、日本企業の出店状況をリサーチしました。

コロナウイルスの影響もあり、館内は非常に閑散としており、人通りもまばらな状況で、どこの店舗も非常に厳しい営業を強いられているようでしたが、DIYのコーナン、PABLO、ペッパーランチ、丸亀製麺やカプリチョーザなど、日本企業も出店されているようです。DIYコーナン ハ・ドン店PABLO COFFEE ハ・ドン店ペッパーランチ ハドン店丸亀製麺 ハ・ドン店カプリチョーザ ハドン店

ちなみにベトナム人のパートナーの話しによると、ここ直近の飲食店の売上は軒並み前年比を割り、最も影響を受けている業態で、前年比▲70%(~▲30%)の店舗もあるようです。

その中で、施設内で一番の賑わいを見せていた店舗が回転ベルトで食材をくるくると流すブッフェ形式の業態『KICHI KICHI』でした。

回転鍋のお店の画像
ここは2012年に初めてベトナムを訪れたときから集客力の高い繁盛業態でしたが、今も変わらず現地のお客様に支持を得ているように感じます。
こちらの施設でも他の飲食店を圧倒する集客力で営業をされており、非常に驚くばかりです。

その後、DOOKKIというブッフェ形式の韓国料理のお店へ訪問リサーチ。

DOOKKI ハ・ドン店DOOKKI ハ・ドン店メインはトッポキの食べ放題で、一時期日本でも流行った、チーズタッカルビのトッポキバージョンも追加料金を払えば、注文できるシステムです。

金額体系は下記の通りで、
139,000VND/食べ放題
チーズフォンデュ/69,000VND

揚げ物各種、野菜各種、韓国おでん、ドリンク飲み放題などがあり、若者に受けている業態のようですが、豚バラスライスなどのお肉については『一日25㎏のみ提供』とメニューに記載されており、店側の裁量で陳列の量を決めているため、お願いをしても出てきませんでした。。。残念
恐らくリピートすることは無いかなぁ~、という感じです。

目的②:ベトナムにて運営している飲食店の仕入れ先の新規開拓

ベトナムハノイの仕入れ先を訪問

ところで、コロナウイルスの影響で日本国内のクライアント先の売上がいよいよ減少してきましたが、ベトナムもご多聞に漏れずという状況です。そして、実はその影響でベトナム国内では豚肉など仕入れ価格が急激に高騰している状況が続いています。

そのためベトナムにて運営している飲食店の数値改善を目的に

(1)新規仕入れ先の開拓
(2)さらに集客力を高めるため『圧倒的な主力商品』や『シーズン商品』の企画開発。

上記の2点を中心に業務改善を進めており、先日取引先を訪問してきました。

軒先でのミーティング風景
こちらがその取引先の軒先です。
ミーティングは外で簡単に済ませます(笑)

こちらは、ドイツ産の豚軟骨です。

ドイツ産の豚軟骨
ベトナムでは、鍋や焼き肉に使用します。

コールドチェーンなどという考え方は皆無で、商品のピッキングは施設の外でしてました。。。恐らくこれが彼らのスタンダードなのでしょう(汗)。

そして配達は、バイクでこのように運びます。

バイクへの配送準備の風景

良く運転できるなぁ~と、いつも関心します。

価格はというと、とりあえず商談の数日後に見積もりを受け取りましたが、仕入れ価格が2割減にて着地が出来たため一安心です。

話しは脱線しますが、ベトナムには2種類の仕入れ価格が存在します。

一つ目は、料理人や経理担当へ支払う賄賂を加味した見積もり、そして二つ目は、賄賂を一切含まない純然たる仕入れ価格です。

我々の場合は、ローカルのお客さまをメインターゲットにしているため、お客さまへの還元を目的に後者を採用しています。そして、常に取引先を見直し、仕入先との癒着が起きない仕組みを構築しています。

要するに正しい経営が出来る組織の構築を目指しています。
収益性の高い商売を構築し、この事業をベトナム市場にて拡大していくことで、お客様、従業員、そして我々ボードメンバーが豊かになることを共通認識にしているからです。

実は、AEONモールのスーパーとVinMart(ローカルチェーンスーパー)にて商品の価格を比較をすると10~20%の価格差があります。なぜこの価格差が生まれるのか??不思議ですね。

目的③:現地ローカル飲食店を調査

ALLDAY COFFEEへ訪問

そして、こちらはベトナムハノイのクアンチュン通りにあるALLDAY COFFEE。店舗にて豆の焙煎をしているため、コーヒーの良い香りが店内に漂っていました。こちらでオーダーしたのがソルトエッグコーヒー。

ALLDAY COFFEEのエッグコーヒー

八年目にして初めて飲みましたが濃厚で意外と美味しい!!です。恐らくエスプレッソ、メレンゲ、卵黄を何かに着けたものを使用し、甘く仕上げた感じでした。

まずはこんな感じで。
また改めて【その2】をお送りしたいと思います。

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