飲食店の家具がすぐリフォームが必要になるのは何故か?
当然のことながら、店舗は多くのお客様にご来店いただくことが目的のため一般家庭と業務用の家具の使用頻度を比較すると数倍から数百倍になります。
例えば、海外で製造されたもので塗装を急いだものなど商品によっては一年で塗装が剥がれたり、椅子やベンチのシートが擦れてリフォームや買い替えが必要になるものもあります。
しかしながら、リフォームや買い替えに対してのコストは高く簡単に依頼をすることができず、そのまま使用せざるを得ないこともあります。そのため業態によってはイメージにそぐわない状態の家具を使用し飲食店を営業せざるを得ないところもあります。
今回は、定期的なリフォームを希望されるそんな経営者の方へ、飲食店の家具の劣化に応じた誰でもできるリフォームの方法を紹介します。
飲食店のリフォーム工事はコストが掛かる?
リフォーム工事の内容にもよりますが、何をするにも内装業者へリフォームを依頼すれば数万円から数十万円単位の見積もりになるはずです。
正直申し上げて、リフォームに関していえば、材料費はそこまで高くありません。但し、人件費、運搬費、現場の養生費等、内訳は多岐に渡るため、蓋を開けてみたらかなり高額だったという具合です。
しかしながら、飲食店の経営者の方々は日々様々な問題と直面しています。
そして飲食店の内装が痛んでいても、
『税金の支払いで今はリフォーム工事に回せる費用がない』
『リフォームをしたいが経費を捻出できるほどの利益が出ていない』
『銀行への返済でリフォームどころではないよ』
など捻出できる金額が限られています。そしてリフォームが出来ないボロボロの店舗で飲食店を運営し続け、近隣の競合店舗へお客様を取られてしまい、売上、客数の低下により経営の悪化を招くこともあります。
それでも飲食店の家具のリフォーム工事をしたい場合はどうするの?
前述した通り、リフォーム工事に必要な材料は比較的安価でホームセンター等にて仕入れることが可能です。もしもコストを掛けずにリフォーム工事を行いたいのであれば、材料のみを購入し、ご自身でリフォームすることをお勧めしています。
そこで今回は飲食店の家具のリフォームのコツを経営者の方々へ簡単にご紹介したいと思います。
飲食店の家具のリフォーム工事はどのようにすれば良いのか?
家具は塗り替え、リフォームをするとまるで新品同様に生まれ変わります。もちろん、リフォームコストをかけずに工事を実施するには、経営者やそこで働く従業員の方ご自身の時間を費すことになります。それでも飲食店舗をリフォームしたいという方へ経験に左右されない作業や手法を簡単にご紹介しますので、是非リフォームにチャレンジしてみてください。
【椅子の塗り替えと座面の張り替えの作業手順】
飲食店の家具の多くはステインで着色され、硬い塗膜をつくるウレタンニスが塗られています。これを塗りなおす場合、ニスの塗膜やステインの着色部分を剥がすのは難しく、時間も労力もかかるため、塗りつぶして不透明塗装仕上げにする方法をご紹介します。
(1)まず初めに椅子の座面を外す
(2)次に椅子にサンドペーパーを掛ける
(3)その後、椅子にスプレー塗装をする
(4)椅子の座面の生地を張り替える
(5)最後に座面を取り付けて完成
<飲食店家具の塗装に必要な主な使用道具>
水性塗料スプレー(つや消し)、ビニールレザー、ドライバー、サンドペーパー、ボロキレ、タッカー、ハサミ、軍手、マスク
(1)ドライバーを使用し、椅子の座面を外す。
椅子の表面を平滑にするためのサンドペーパー掛けをする 前に、椅子の座面を外す。飲食店の家具の多くはプラスドライバーでビスをゆるめれば簡単に外れる。
(2)240番のサンドペーパー使用し、椅子の表面を平滑にする。
ヤスリがけは木目に沿ってかけ、表面のツヤが消える程度を目安とする。木材の研ぎクズはボロキレ等で綺麗に拭き取る。
(3)スプレーにて椅子をつるりと平滑に塗り替え塗装をする
※まず初めに飲食店舗を十分な換気をしてから作業を始めること
【1】椅子の裏の目立たない場所にまず軽く吹き、古い塗膜を溶かすことが無いかを確認。
【2】問題が無いことを確認し、椅子の裏側からスプレー塗装を始める。
【3】その後、椅子の細かな部分を塗装し、次に広い面を塗装する。スプレー缶は常に振りながら椅子の塗料のムラが無いように気を付ける。乾燥が早く、垂れるとそのまま硬化してしまうので要注意。
【4】椅子の塗装が終わり乾燥させたら、再度サンドペーパーで磨く。塗装のノリが良ければ400番程度、ざらついているようであれば240番程度を使用する
【5】重ね塗りをすればさらに椅子の表面に光沢が増し、仕上がりが良くなる
(4)椅子の座面生地を張り替えリフォームで店舗イメージを変える
椅子の張替えリフォーム完了まであと一歩です。
【1】既存の椅子の座面に合わせて、ビニールレザーシートをカットする。このとき5cmほど広めにカットをし、四隅は丸くしておくと椅子の座面は後々の収まりが良くなる。
【2】レザーシートの裏側を上に向け、椅子の座面をレザーシートで包むイメージでタッカーにて止める。このとき椅子のシートがたるまないようにしっかりと引っ張りながら、まずは各辺の中心部4点をタッカー止めする。
【3】次に椅子座面の四隅の施工をしていく。その際、餃子のヒダのように、寄せてタッカー止めをする。
【4】四隅の固定が出来たら、シワができないように椅子のシートを内側に強くひきつけながら四辺を順に止めていく。
【5】座面表面にシワが寄っていないことを確認して椅子の張り替え完了。
(5)最後に飲食店の椅子の座面をビスで本体に固定したらリフォーム作業は完了です。
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