当初予定されていたハノイのロックダウンですが、期日である8月9日を前に、期間の延長が発表されました。
理由は、ホーチミン市で1日4,000件と、感染者の増加に歯止めが掛からないため、ハノイ市でのまん延を事前に予防するための措置とのことです。
ハノイの感染も増加傾向にある
もちろんハノイでも感染者は増加傾向にあり、ロックダウン後、直近の数日間の平均感染者数は50から70件、そして14日目には116件に増加したことが延長の大きな要因のようです。
そして、主な感染エリアは、市場、スーパーマーケットなどのコミュニティだそうです。(日本と比較すれば圧倒的に少ないですが…)
そのため、ロックダウンをさらに厳格化し、徹底した感染予防措置を施す狙いがあるようです。
ロックダウンの違反者への罰則既定はこちら
ベトナムのハノイにて2021年7月25日より新型コロナウイルスに関連する罰則規定16項目が設けられ、違反者には最高額が2億ドン(100万円)…
ロックダウン時の隔離地域のゾーン分けについて
ロックダウン時は、エリアを3種類のゾーンに分けて管理されています。
グリーンゾーン
オレンジゾーン
レッドゾーン
グリーンゾーン
流行のない地域のことで、政府側は必要な時だけ、流行防止対策を厳しく実施します。
オレンジゾーン
工場などの生産施設、市場、スーパーマーケット、医療施設など、感染リスクの高いエリアを指します。
但し、国民の生活に欠かせない施設のため、政府の定める感染防止対策をしっかりと施し、従業員や来店者のリスクを抑えている施設に限り営業を認められています。
レッドゾーン
封鎖区域または隔離区域のことで、政府により封鎖または医学的に隔離する措置が決定されます。流行を最小限に抑えるために、より厳格な対策が施されるエリアです。
ベトナムでは、感染エリアを上記の3区域に分類し、ウイルスのまん延を阻止し、国民の命を守りながらも最短での経済活動の再開を目指しています。
まとめ
~ハノイのロックダウンが8月23日まで延長されました~
ハノイでもすでに60日間以上もの間、カラオケやパブなどの飲食店は休業を余儀なくされていますが、特に政府からの助成や補助金などがほぼ無いに等しい状況です。
そのため、企業側も給与保証が出来ないところでは、従業員へ休暇を与え実家へ帰省させるなど促し、生活費を最低限に抑えた生活をお願いしているようです。
ただ政府としては最大限の努力をされているのも事実なので、ここはしっかりと協力しながら経済活動の再開に向けてしっかりと準備をしていければと考えています。