今年はベトナムへ行けずにストレスが溜まりつつあるので、調査対象としている飲食店をご紹介しようと思います。
今回は、ベトナムのハノイにて堅実に店舗数を増やしている飲食店【フー・クオン(PHÚ CƯỜNG)】をご紹介します。
ベトナムのローカル向け飲食店
店舗名は、フー・クオン(PHÚ CƯỜNG)
トリップアドバイザーやエクスペディアで調べても名前が出てこないので、非常に気になりました。
ベトナムのハノイにて店舗を構えており、2010年頃(正式な日付が見つかりませんでした…)に開業されて以来、堅実に店舗数を増やしチェーン展開をしているようです。
メニューは、北部から南部まで全国の料理を用意しています。ただ内装はモダンなイメージで若者を中心に集客が出来ています。
どの店舗もピークタイムは常にお客様で溢れていますね。
ハノイ駅(鉄道)の近くにもあり、そこが一号店です。
確かにそうでしたねぇ~。そう申し上げたのを何となく覚えています…。実は、先日友人に紹介してもらい始めて人気店だと知りました…
先日も下記の記事で少し触れましたが、ベトナム人の感覚による判断には頼るべきでは無いな、と改めて感じた出来事でした(笑)
ベトナム人の料理長がほぼ外食をしていなかった話を掲載した記事はこちらです
ベトナムで飲食店経営は儲かるのか【正しい商売で適正利益を確保】
キャッシュフローベースですが15%から30%、投資回収期間は1年間から長くても2年間以内。今回は、ベトナムのハノイでCovid-19の影響を受けながらも、商売を継続出来ている要因などについて解説いたします。
フー・クオン(PHÚ CƯỜNG)の立地は
現在は、ハノイに4店舗を展開しているようです。
観光客が訪問しやすい店舗は、恐らく店舗②だと思います。
ハノイ駅から20から30mの距離にあるため、徒歩でも行けますね。
- 店舗①: Số 42 Nguyên Hồng, Đống Đa, Hà Nội
- 店舗②: Số 106 Yết Kiêu, Hai Bà Trưng, Hà Nội
- 店舗③: Tầng 1, Tòa nhà Hồ Gươm Plaza – 102 Trần Phú, Hà Đông, Hà Nội
- 店舗④: 100 Vũ Phạm Hàm, Cầu Giấy, Hà Nội Ngã Tư Trung Hòa vs Vũ Phạm Hàm
それ以外の立地は、少し距離が遠いため、Grabなどのライドシェアかタクシーまたはバイクでなければ行けないと思います。
フー・クオン(PHÚ CƯỜNG)のメニューは
フー・クオン(PHÚ CƯỜNG)のメニューですが、かなりバラエティーに富んでいます。
モダンな内装とは打って変わって、メニューの内容はかなり伝統的なものが多いようです。ちなみにメインの食材は下記のようですね。
- カタツムリ
- ウナギ
- カエル
- がちょう
- 豚
- 鶏
- ハト
- 牛
- 魚介類 …etc
定番の豚肉のライスペーパー
海老の生春巻き
蒸したカタツムリ
豚肉の耳のサラダ
カエルの炒め物(手が見えますね…)
ローストダック or ハト
こちらの店舗が人気な理由の一つにソースへのこだわりがあるようです。
マムネム(mắm nêm)という名の魚由来の発酵調味料で、魚醤、パイナップルジュース、レモン、唐辛子、ニンニクなどで作られたソースですが、これがどこのお店よりも美味しいのだとか。
フー・クオン(PHÚ CƯỜNG)の内装デザインやレイアウトは
こちらは店舗④の写真です。
内装デザインは、籐細工やブロックなど素朴な素材を用いながらも、モダンに仕上げているイメージです。
店舗のレイアウトは、誕生日やイベント毎などのパーティーなどで利用するグループ需要を取り込むことを目的に長テーブルが多い印象です。
もちろん人数やシーンによって様々なお客様からの要望に応えられるよう、ブースやテーブルが配置されています。
吹き抜けエントランスのオブジェ
籐細工の照明とブロックの壁面にタイルで描かれた木のイメージ
個室座敷(8~10名用)
半個室の掘りごたつ席
長テーブル(大人数用の長テーブル)
かなり大人数のパーティーまで対応が可能。Women’s Day(女性の日)など年に数回、従業員を招聘するパーティーがあるため、その需要を取り込めるように、長テーブル用意されている感じ。
テラス席
天井部分は、ガラス張りになっているため、テラス気分を味わえるスペース。基本的には室内のため、エアコンが完備されているため、夏でも快適に過ごせるよう設計。
フー・クオン(PHÚ CƯỜNG)の客単価は
フー・クオンの客単価ですが、メニューをざっと見る限り、一人当たり150,000VNDから200,000VND(750円から1,000円)ほどだと思います。
フルサービスのカジュアルレストランの部類に入ると思います。観光客に有名なQuan An Ngon(クアン・アン・ゴン)よりも若干安価なイメージでしょうか。
客単価の割には、店舗の内装にもこだわり、メニューも豊富なので、ベトナムの方にとれば魅力的な飲食店だと感じました。
まとめ
~ハノイで繁盛しているフー・クオンとは【ベトナムの飲食店事情】~
観光客向けの店舗かどうかはさておき、ベトナムのハノイにて着実に店舗数を増やしている業態です。
日本では馴染みのないカエルやカタツムリを食べたいということでしたら、こちらのお店へ訪問すれば全て制覇することが可能です(汗)
もちろん現地の方の食文化を知る上では、この手のレストランへ足を運ぶべきだと思いますので、機会があれば一度訪れてみては如何でしょうか。