新型コロナウイルスの影響によりハノイ全域にて発令されていた休業要請がようやく終了し6月22日からレストラン業態の営業を再開出来ています。
但し、カラオケやビアレストランなどを除く一部の業態のみ開業を許されているものの、
- 一店舗当り20名までの入店制限
- 20時までの営業
などの厳しい制限があるため、全開とまではいかない状況です。
政府からの通達は以下の通りです。
ベトナム国内における新型コロナウイルス関連発表
在ベトナム日本大使館より7月8日以降の制限について以下のように発表されています。
ベトナム国内における新型コロナウイルス関連発表
(ハノイ市の対応)【ポイント】
●8日、ハノイ市は新たな感染防止対策を発表し、必要時以外の外出はしないこと、8日18時以降、屋外でのスポーツ活動を一時休止することなどを要請しています。
●邦人の皆様におかれましては、引き続き感染防止対策に努め、ベトナム政府やお住まいの地域の政府が発表する情報にご注意下さい。【本文】
8日、ハノイ市は、市内における感染症対策の一部見直しに関する公文書(2149/UBND-KGVX)を発出しました。主な内容は以下のとおりです。1 市民は必要時以外の外出はせず、5Kの実施を徹底し、中央及び市当局からの感染症対策の指示に従うこと。
2 7月8日18時以降、次の知らせがあるまで、屋外での運動・スポーツ活動を一時休止すること。
3 他省市(感染者が発生していない地域も含む)からハノイに入市する全ての旅客(航空、鉄道、陸路)は、以下の感染症対策を遵守すること。
5Kの実施
Ncoviアプリ、ウェブサイトwww.tokhaiyte.vnを通じたオンライン医療申告、QRコードを用いた医療申告
自主的な健康観察
発熱、咳、喉の痛み、息苦しさ、味覚がないなどの症状がある場合には最寄りの医療機関に報告すること。
実は2店舗目のビアレストランの開業を6月に控えていたわけですが、アルコールをメインに販売する業態の営業がNGになったため、先月からオープンを延期しておりました。
ただ、どこまで休業要請が続くのか分からない、先行き不透明な状態が続いているため、そろそろ我慢の限界にきております。
そこで、政府の動向次第で基本路線に戻せるようにした上で、一時的に水牛の仔牛を扱う鍋専門レストランでの開業を進めているわけです。
【まずは挑戦あるのみ】
ハノイの2店舗目の開業がコロナの影響を受けて一か月以上延期続きなので規制対象のビアレストランから【鍋専門レストラン】へ業態を変えて開業しようかと。
まずは試験的に開業し、政府の動向次第で臨機応変に基本路線に戻す。#Vietnam #ベトナム #hotpot #鍋専門店 pic.twitter.com/k7zGtZdmpO— 宮城 崇@飲食店専門サポート (@InshokukenZen) July 10, 2021
ルールを無視した場合、飲食店が支払う過料はいくらになるのか
ちなみに前述した政府の要請を無視した場合の過料(ペナルティ)はいくらになるのでしょうか?
もちろん日本のような手続きは踏まず、警察が来て現場を抑えられたら、即罰金を支払わなければなりません(汗)
特に今回の場合、政府からの要請がかなり厳しく、管轄区域内で感染者が出れば自分の首が飛ぶ可能性が高いため言い訳も聞いてもらえないようです。
その額は、注意を受けた段階で、15,000,000VND(75,000円)です。
ちなみにベトナム人の友人が経営するレストランで、警察の査察があり、20名以上のお客さんがいる現場を抑えられました。
さらに4日後に再度警察が訪れ、同様の理由で15,000,000VND(75,000円)の支払い命令を受けています。
合計30,000,000VND(150,000円)です…かなり厳しいですね。
さすがにこれ以上の過料の支払いは本意ではないため客数を20名以下に抑えて営業していくと仰っていました。。。
まとめ
~飲食店への罰金はいくらなのか【ベトナムでの営業自粛に関して】~
今回のケースの場合、ベトナム、ことハノイにおいては、現行犯で現場を抑えられたら何度でも罰金を支払わなくてはなりません。
そのためもともと予定をしていたビアレストランでの開業は当面諦め、鍋専門業態にて一時的に開業を進める方が現実的だという判断に至りました。
但し、一店舗目は休業明けからガンガン売れています。
もちろん先ほどお伝えした通り、ルールを守らなくてはならないため、全開ではありません。
ですが、時間をずらして集客が出来るように戦略を練りながら、制限下でも目標売上の8割を確保出来ています。
厳しいからと下を向かず、先を見据えた戦いをしながら今今出来ることからドンドン進めいくのみです。
今回は以上となります。
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