店長のコミュニケーション能力向上【嘘を見抜くコツ】

店長に欠かせないスキル、それが【コミュニケーション】能力です。

その【コミュニケーション】能力の中でも相手の嘘を見抜くことは店舗マネジメントで必要不可欠なスキルだと考えます。

今回は店舗でのコミュニケーションにおける『嘘を見抜くコツ』について詳しく解説をしていきたいと思います。

人がコミュニケーション時に嘘をつく理由

人はコミュニケーション時に大なり小なり嘘をつきます。

理由は、相手を否定することなく、スムーズなコミュニケーションをとるためです。

いわゆる本音(ホンネ)と建前(タテマエ)と言われるものです。

仮に全ての人が本音でコミュニケーションをとれば、自分の考え方と合わないからと全てを否定し相手を深く傷ける可能性があります。

また、健全なコミュニケーションがとれず、相手を不安や不快に思わせる可能性が高くなります。

併せて、コミュニケーション時の嘘の種類は下記の3つに分類されます。

  • 嘘の種類①:意図的な嘘なのか、無意識なのか?
  • 嘘の種類②:利己的な嘘なのか、利他的なのか?
  • 嘘の種類③:自分のための嘘なのか、相手のためなのか?

 

それでは、人はコミュニケーション時にどのような嘘をつくのでしょうか。

例えば下記のような嘘をつきます。

自分を大きく見せるために学歴や経歴を詐称する
自信が無いから自己を過小評価して伝える
身長を少し高めに伝える
興味の無い話しでも相手に合わせてようとする
気遣いや好意から趣味に合わない服装や装飾品をほめる
匿名になると人格が変貌する

コミュニケーション時に嘘を見抜く必要性

コミュニケーションにおいて嘘を見抜く能力は人材のマネジメント時に非常に役立ちます。

特に店舗を管理していく店長のコミュニケーション力の高さは、店舗の良し悪しを大きく左右します。

店長に求められる【コミュニケーション】能力

繁盛店の店長に求められる要素や能力の一部をご紹介します。

経営理念を圧倒的に浸透させる
教育を通じて前向きな従業員を増やす
チームのひずみにいち早く気づく
店舗の理想像を伝える
部下に尊敬される
他人の感情を瞬時に察する
自分と他者の感情をコントロールする

店長に求められる【コミュニケーション】能力が欠けていると、料理長やアルバイト従業員との対話を通じて、店舗の目標達成の実現を図ることが難しくなり、繁盛店へと導けない可能性が高くなります。

仮に従業員に自分の意図が浸透していなければ物事は改善されません。

そのため、相手の感情をより深く理解し、

『アルバイトは指示に納得しているのか?』
『今回の指示に疑問は持っていないか?』
『料理長は自分に不満に感じていないか?』

などの疑問を通じて、チームを同じ方向に動かしていくためには、相手の嘘を見抜く能力が役に立つのです。

危機回避に役立つ店長の【コミュニケーション】能力

人材マネジメントは事業成功の大きな要素を占めていますが危機回避にも役立ちます。

『上司や部下に良く思われたい』という気持ちから、皆さん大なり小なり嘘をついた経験があると思います。

理由は、『自分の評価を下げる失敗を隠す』や『上司に怒られたくない』からです。

逆に店長であれば『部下に失敗を悟られたくない』ということもあるでしょう。

かく言う私も20代の頃に多少の嘘はついたことがあります(笑)。

そして、それが発覚し、かなり怒鳴られた経験もあります…(汗)

 

組織に大きな損失を与えないものであれば多少の嘘は許されるかもしれません。

しかしながら、チームや企業に大きな損害を与えるもの、例えば、食中毒や機器の破損による大きな事故であれば、組織やチームに取り返しのつかないダメージを与え、閉店や倒産に繋がる可能性が高まります。

それらの隠れた問題を事前に発見するためにも店長の高い【コミュニケーション】能力と嘘を見抜く力が求められます。

コミュニケーション時に嘘を見抜くコツを解説

こちらでは意図的で利己的な嘘を見抜くコツを解説していきます。

相手の会話やしぐさから嘘を見抜くポイント

心に秘めている感情は、【しぐさ】、【表情】、【言動や声】に現れます。

相手と会話をしている際に、『なんとなく隠しごとをしているのかもしれない』と感じたことがあると思います。

これは、相手の会話の内容としぐさに違和感があるからです。

その違和感の原因がどこにあるのかを探すポイントがいくつかあります。

それが以下の4箇所です。

  • コミュニケーションの嘘を見抜くポイント①:目の動き
  • コミュニケーションの嘘を見抜くポイント②:手の動き
  • コミュニケーションの嘘を見抜くポイント③:足の動き
  • コミュニケーションの嘘を見抜くポイント④:言動や声のトーンやスピード

嘘をつくとこれらのポイントにいくつかの変化が現れますので、簡単にご紹介していきます。

 

コミュニケーションの嘘を見抜くポイント①:目の動き

目の動きに落ち着きが無くなる
しきりにまばたきをする
おどおどした目つきになる
視線を外す(男性の場合のみ)
目元をさわる、目をこする
目を閉じる

コミュニケーションの嘘を見抜くポイント②:手の動き

ポケットに手を入れる(手を隠す)
下あごを叩く
頬や鼻のあたりをこする
眉毛をひっかく
耳たぶを触る
髪の毛を触る
額や手のひらに汗がにじむ
腕組み
額に手を当てる

コミュニケーションの嘘を見抜くポイント③:足の動き

足をすぼめる
足をせわしなく動かす
慌ただしく足を動かす
頻繁に足を組みかえる
すぐに足の位置を変える

コミュニケーションの嘘を見抜くポイント④:言動や声のトーンやスピード

口ごもる
語尾が曖昧になる
言葉が途切れがちになる
言葉が抜け落ちる
言い訳をする時の声が普段より大きい
ケンカ腰になり強気を装う
普段は無口なのに言葉数が増える
話しの内容に一貫性が無くなる

会議やミーティング時に相手が上記のような態度や行動をとった場合、言動や表情とは逆の感情を抱いている可能性が高く、相手の嘘を疑うことをお勧めします。

まとめ
~店長の【コミュニケーション】能力向上【嘘を見抜くポイント】~

今回は、店長の必須スキルである嘘を見抜くコツについて解説をしました。

まずは相手をより深く観察していくことを習慣化しましょう。

相手の容姿や服装の変化に気づくことから始めてみるのも一つの方法です。

例えば、ミーティング、会議時に、出席者が話の内容や指示命令に納得していないことに気づけるようになれば、個別面談などで対象者の不満や不安などを解消できるようになります。

嘘を見抜くコツを活用し、健全な店舗運営に生かしてくださればと思います。

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