メニューの料理写真の撮影のコツを解説【5つのステップ】

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多くの店舗において、何かしらの形でメニュー用の料理撮影を実施しているはずです。もちろん手書きのメニューを利用されるお店も増えてます。

しかしながら、画像などの視覚的な効果は女性をターゲットにしている店舗においては必須アイテムであり、SNSなどの広告媒体での使用は避けて通れません。

こちらでは料理撮影の内製化におけるメリットや考え方、そして撮影のコツを具体的に5つのステップにて解説していきます。

メニューの料理写真の撮影内製化のメリット3点

今回は、メニューの料理撮影を内製化し、お店の収益性を高めるための考え方や具体的な撮影手法についてご紹介していきます。

メニューの料理撮影の内製化で得られる3点のメリット

メリット①:メニュー用の料理写真の撮影コストを大幅にカットできる

お店の料理撮影を内製化できれば、少なくとも30,000円から50,000円のコストカットが可能です。もちろん料理画像の補正や修正などが発生すればさらにコスト増になります。恐らく小規模事業者にとっては対売上で2~5%ほどのコストカットに繋がります。

A社 2時間 30,000円 5~15カット 補正無し(別途実費)

B社 8時間 40,000円 +5,000円~/カット 補正無し(別途実費)

C社 3時間 19,000円 +6,000円/カット(5カット以上+別途実費)

D社 3時間 42,000円 5~15カット 補正無し(別途実費)

メリット②:新メニューの更新頻度が高まり売上アップを期待できる

仮に外部のカメラマンへメニューの料理撮影を依頼すれば、3ヶ月から1年間ほどに一度のペースで更新していくことになります。それでは環境の変化が激しい昨今においては、対応の遅れから多くの機会損失が発生してしまう可能性が高いです。

逆に店舗において質の高い料理の撮影を自分で出来れば、おすすめメニュー、季節メニューやグランドメニューの刷新、店内POPの作成などを高頻度で実施できるため売上アップのチャンスがドンドン広がります。

メリット③:料理撮影の外注時により質の高いものを要求出来る

実は飲食専門のカメラマンの質はピンからキリまでです。筆者は価格の安さに惹かれ質の低い画像しか撮影出来ないカメラマンに遭遇した苦い経験があります。

そのような場面に遭遇しても料理撮影のノウハウを事前にしっかり学んでおけば、カメラマンへ的確な指示を出し、質の高い料理写真を撮影してもらうことが可能です。

もちろん撮影後に価格の交渉は必須ですのでお忘れなく…

メニュー用の料理撮影に必要な機器をご紹介

料理撮影の内製化で、大げさな機器の購入は必要ないです。恐らくカメラが一番高額になると思いますがスマホでも十分代用が可能です。

今回はスマホでメニュー用の料理を撮影していく方法をご紹介します。

メニューの料理撮影に必要な機器や設備4点

スマートフォン(Andoroidとiphoneどちらでも可) x 1台

ソフトボックス付き照明 x 1台
※裸電球のものでも対応は可能です。但し、照度の調整が必要になるため被写体からの距離を考慮してください。

スチレンボードA1サイズ(レフ板用) x 2枚
※レフ板として使用します。一枚はそのままのサイズで、もう一枚は手前から光を当てるためにサイズを適宜加工して使用します。

スマートフォン固定用三脚 x 1台
Amazon.co.jpなどで、Androidやiphone対応のBluetoothリモコン付きが販売されています

メニュー用の料理撮影のセッティング方法と5つのステップ

上記に記述した4点の機器のセッティング方法について図にて解説をします。
併せて、①から⑤のステップを実施して頂ければ最低限の料理撮影が可能となります。

撮影用セッティングイメージに関する画像

SET①:店舗の室内照明を落とせる場所で写真を撮影

室内照明がお皿に移り込むため、極力スタンド照明の光のみで撮影できる場所を探した方が良いです。

もちろん室内照明の映り込みがあっても料理撮影は可能ですが、画像のクオリティは大幅に下がります。

SET②:料理に対して半逆行かサイドから光を当てる

料理撮影の一番重要なポイントがライティングです。基本的には逆光よりも半逆行かサイドから光を当てた方がバランス良く光が被写体に当たります。今回の場合は斜め左奥の50㎝上部から光を当てています。

SET③:スマホを三脚で固定

三脚で固定をしないと料理の画像がブレやすくなり、撮影に掛かる時間が大幅に長くなります。最近ではBluetoothとシャッターが連動しているものもありますので、ぜひ活用してみてください。

SET④:レフ板で柔らかな光を上部と手前から充てる

ここは重要なポイントです。スタンド照明からの光のみで料理を撮影すれば極端に手前や奥が暗くなります。それでは折角の商品の魅力も半減します。

そこでスチレンボードをレフ板の代用にすればトップの料理画像のように撮影が出来ます。

SET⑤:料理は掲載媒体や業態コンセプトに合わせて撮影時の角度を変える

基本的にはお店の料理は斜め上からの撮影が望ましいと言われますが、被写体や業態コンセプトによって角度を変えた方が良いと思います。

例えば、お寿司を真上から撮影してもネタしか見えません。

商品の特性に応じて色々な角度から撮影し、一番良いと思うものを料理メニューやPOPに使用すべきだと考えます。

飲食店のメニュー撮影01
少しオシャレなお寿司メニュー

 

 

 

飲食店のメニュー撮影02
カフェのモーニングメニュー

食材や料理メニューに応じた撮影ノウハウ

 スープ系の料理撮影の場合

具材をふんだんに使用したスープ撮影の場合は、表面に具材が見えた方が良いです。その場合、スープの塩分濃度を上げ、具材を浮かせます。

 カットステーキなどの料理撮影の場合

ステーキなどはカットをした状態で撮影をしていくと表面が乾燥してくることがあります。その場合は店舗の厨房にあるオイルを少量コットン等で表面に塗布し、ジューシー感を表現します。

 サラダや葉物の撮影の場合

霧吹きを用意し、撮影の直前にワンプッシュします。

それだけで瑞々しいサラダの撮影が可能です。葉物を新鮮に見せるためのテクニックですので、その他の料理にも活用出来ます。

 アイスクリームの撮影の場合

撮影前にディッシャーなどで仕込んだ状態のものをいくつか冷凍庫に保管しておいてください。

撮影直前に盛り付け、ソースなどを掛けてあげれば料理が溶けません。

仮に少し溶けたものを撮影したい場合は、少し時間をおけばお好みの状態で撮ることが出来ます。

上記の4点はほんの一例ですが、このようにその食材や料理に応じた撮影方法を学ぶことで、よりシズル感があり、美味しそうな料理を撮影できるようになります。

まとめ~メニューの料理写真の撮影のコツを解説【5つのステップ】~

もちろん、しっかりと利益が出ている企業やお店でしたら、料理の撮影コストは投資として考えることが出来ます。しかしながら、100円を売って10円の利益をコツコツと生むために必死に経営をされている経営者の方からすれば、出来る限りコストを抑えながら、トップの売上を高めたいはずです。

そして、既にお店のメニュー用の料理撮影をご自身でされている経営者の方でも、『ポスターを店頭に掲出をしたけど今いち集客力が上がらない』などとお悩みの方もいるかもしれません。

恐らく撮影した料理のシズル感や温度感などが上手に伝わらないため、潜在顧客の入店に繋がらない可能性が考えられます。

今回はメニュー用の料理撮影のノウハウやコツなどをシンプルに解説してきました。

ぜひご自身で、ある程度質の高い料理を撮影が出来るようになっていただければ幸いです。

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